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クラウドERP『multibook』とアウトソーシングサービスが、ポーラ化成工業のシンガポール研究拠点で本格稼働〜設立からわずか2カ月で、日本本社が求めるスケジュールと精度での連結決算対応を実現し、内部統制も強化〜
プレスリリース
記事更新日:2025/07/18
クラウドERP『multibook』とアウトソーシングサービスが、ポーラ化成工業のシンガポール研究拠点で本格稼働〜設立からわずか2カ月で、日本本社が求めるスケジュールと精度での連結決算対応を実現し、内部統制も強化〜
株式会社マルチブック(本社:東京都品川区、代表取締役社長:渡部 学、以下「当社」)は、当社のグローバルクラウドERP「multibook」およびアウトソーシングサービスが、ポーラ化成工業株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:片桐 崇行、以下「ポーラ化成工業」)のシンガポール研究拠点に導入されたことをお知らせします。
この導入により、ポーラ化成工業は研究拠点設立からわずか2カ月で、日本本社およびシンガポール現地のそれぞれの会計ルールに準拠した決算日程・品質に対応可能なバックオフィス体制を構築しました。さらにアウトソーシングの活用により、内部統制の強化も図っています。

■ ポーラ化成工業について
ポーラ化成工業は、ポーラ・オルビスグループにおける研究・開発・生産を担う中核企業です。国内外の最先端技術を取り入れ企業理念である「妙なる価値の創造」を追求し、従来の化粧品開発にとどまらず新事業に向けた多様な技術開発にも取り組んでいます。2024年8月にはバイオサイエンスやITの最先端技術が集積するシンガポールに研究拠点を開設し、湘南・横浜と合わせた三拠点研究体制で、ミラースキン™※をはじめとする「究極のテーラーメイド」実用化に向け次世代の製品・技術開発を加速させています。
※ミラースキン™技術:一人ひとりの肌を忠実に再現した培養皮膚組織(オルガノイド)。その人の細胞から iPS 細胞を作製し、皮膚組織に育て上げる。
■導入前の課題
ポーラ化成工業のシンガポール研究拠点の設立は、最先端の研究を行うための機動力確保を主な目的としており、管理部門は1名体制での運営を前提としていました。また、設立の決議から稼働まではわずか2カ月という短期間で、その間に会計システムの導入、日本本社の連結決算を含む複雑な会計ルールに加え、現地シンガポールの会計基準に沿った会計ルールへの対応、さらに内部統制の確立という三つの要件を同時に満たす必要がありました。
■ 「multibook」導入理由
ポーラ化成工業が「multibook」を採用した理由は、以下の特長にあります:
・多言語・多通貨対応:英語・日本語を含む12言語表示と多通貨に標準対応
・柔軟な機能構成とコストパフォーマンス:ERPの必要な機能のみを選択して導入可能
・内部統制強化:アウトソーシング併用により、1名体制でも不正リスクを抑制
・ワンストップ体制:提携会計事務所を通じて監査・決算支援まで支援可能
特に、現地スタッフと日本本社とのスムーズな連携には多言語対応が不可欠であり、これを高いコストパフォーマンスで実現できる点、銀行振込データの作成など不正リスクの高い業務をアウトソーシングでき、ガバナンスを維持しつつ効率的な業務運営を実現できる点が大きな評価ポイントとなりました。
■ 今後の展望
シンガポール拠点では、現在「multibook」で経費精算と会計処理を完結させ、四半期ごとの日本本社の連結決算を円滑に進めるとともに、シンガポール現地での法定決算・税務申告にも適切に対応しています。今後は「multibook」のロジスティクス機能を活用した研究資材の購買業務や費用の予実管理、経営分析までを1つのシステムで統合することで、さらなる業務効率化を実現し、研究開発に専念できる環境を整備していきます。
■ポーラ化成工業株式会社 シンガポール拠点 管理部門 マネージャー 山口 哲平 氏 コメント

ポーラ化成工業は、ポーラ・オルビスグループの研究・開発・生産を担う企業として、2024年に最先端技術が集積するシンガポールに研究拠点を設立しました。限られたリソースの中での立ち上げには不安もありましたが、「multibook」のクラウドERP、アウトソーシングサービス、AGS会計事務所による三位一体のサポートにより、わずか2カ月で本社の連結決算に対応可能な体制を確立しました。設立間もない海外拠点で一人でバックオフィスを担う立場にとって、信頼できるサポート体制があることは非常に心強いです。今後は中長期的な体制の安定化を図るとともに、「multibook」のロジスティクス機能なども活用し、購買・予実管理・経営分析まで含めた業務の高度な効率化を進めていきたいと考えています。「multibook」は、当社にとって欠かせない存在です。
■グローバルクラウドERP 「multibook」概要
2027年4月1日以後に開始する事業年度から強制適用となる新リース会計基準に対応。
導入が速い、処理速度が速い、解決が早い、速さを追求するグローバルクラウドERP。
12カ国語・多通貨・複数帳簿に対応し、全世界の拠点をシームレスに統合します。製造・商社・飲食・建設など多業種にわたり、上場企業から非上場企業まで、35ヵ国・600社以上での導入実績があります。
主な機能:会計、ロジスティクス、固定資産管理、IFRSリース資産管理、新リース会計基準、立替経費精算、マネジメントコックピット、BPOコックピット、外部連携(連結会計、倉庫管理等)機能
サービス名:「multibook」(マルチブック)
URL:https://www.multibook.jp/
※12の対応言語:
日本語、英語、タイ語、ベトナム語、韓国語、ミャンマー語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、中国語(繁体字・簡体字)、インドネシア語
■ポーラ化成工業株式会社 会社概要
会社名:ポーラ化成工業株式会社
代表者:代表取締役社長 片桐 崇行
設立:1940年12月(創業:1929年)
本社:神奈川県横浜市戸塚区柏尾町560
事業内容:ポーラ・オルビスグループの研究・開発・生産
URL:https://www.pola-rm.co.jp/
■株式会社マルチブック 会社概要
会社名:株式会社マルチブック
代表者:代表取締役社長 渡部 学
設立:2000年9月
本社:東京都品川区西五反田1-1-8 NMF五反田駅前ビル5階
海外拠点:シンガポール ・タイ ・フィリピン
事業内容:グローバルクラウドERPサービス 「multibook」等の企画・開発・提供
URL:https://www.multibook.jp/